積水ハウスの構造とブランドの位置づけ
積水ハウスは鉄骨・木造どちらも対応できるメーカーです。
ハウスメーカーの分布図でいうと「ハイブランド系」に属していて、ショールームや営業さんの立ち居振る舞いからもそれを感じます。

他社でいうと、同じ大手のセキスイハイムやダイワハウスも鉄骨が得意ですが、積水ハウスは「ブランド力」「空間デザイン」で頭ひとつ抜けている印象を持ちました。
積水ハウスの坪単価
積水ハウスは「ハイブランド系」という通り、価格は高いです。
坪単価は100万円台からスタートし、仕様によっては120万〜130万円台に届くこともあります。
さらに外構や照明、カーテンなどをこだわっていくと、1,500万〜2,000万円くらい追加でかかるケースも珍しくないそうです。

一方、同じハイブランド系の住友林業も同じくらいの価格帯ですが、住友林業は「木の質感や温もり」に力を入れているのに対し、積水ハウスは「空間を抜け感で魅せる」デザイン性が際立っていると感じました。

実際にわたしたちの初期の見積もりは、坪単価130万くらいでした。
でも積水ハウスは最初から現実的な見積もりを出して、最終の見積もり時に上がりにくいようにしているのだそう。
家づくりをしていくうちに、どんどん見積もりが上がるのはあるあるですよね。
積水ハウスの魅力
打ち合わせは、積水ハウスらしくじっくり進みます。最近は「ライフニットデザイン(人生を編むデザイン)」という考え方を掲げていて、間取りの希望を聞くだけでなく、生活スタイルや好きな素材感まで丁寧に拾い上げてくれるのが特徴。

施主がどのようなバックグラウンドを持っていて、どういった考えや思想なのかを営業さんが拾い上げて、それを間取りやデザインに反映してくれます。
モデルハウスを見学したときに印象的だったのは外と内のつながり。
軒を長く伸ばして、天井に木目をあしらい、どこまでが外でどこまでが内かを感じさせないデザインで、空間を広く見せるテクニックを持っています。

ここは、住友林業と少し似ています。住友林業も木の扱いが本当に上手で、リビングの木質感やぬくもりは格別。ただ、積水ハウスは「素材感」だけでなく「空間全体をどう体験させるか」という視点で作られているように思います。
一方で、ダイワハウスや積水ハイムは、耐震性や工場生産による精度の高さといった“堅牢さ”が強み。比較すると、積水ハウスは「心地よさ」や「暮らしの美しさ」に重きを置いているのが大きな違いです。

積水ハウスは横にも縦にも空間を’抜く’ことが得意なので、より間取りの自由度が増すと思いますよ。
積水ハウスはこんな人に向いている
積水ハウスは、こんな方にぴったりだと思います。
- ブランドの安心感を重視したい
- 自分たちの暮らしをじっくり丁寧にデザインしたい
- 内と外をつなげた開放的な空間に憧れる
- 床材や素材感など、五感で心地よさを味わいたい
- 「空間の美しさや体験」を優先したい
他社と比較しても、積水ハウスは自分だけの「唯一無二の空間を作りたい」という人に強く刺さるメーカーだと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします!


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